価格の高さは責任の重さ

首相官邸のウェブサイトの制作費用が4,500万円という話が話題になっていますね(^_^;)
税金の無駄遣いだ!とお怒りの方もいらっしゃるでしょうけど、ウェブサイトはページ数やデザインの出来など表面から見えるものがすべてではありません。どの程度のセキュリティ対策がされているかなどによっても掛かる費用はかなり違ってきますから、その4,500万円が無駄なのか妥当なのかは、私には何とも言えません。
どなたかが書かれていた「安ければ良いというものではない。低料金でウェブサイトを作ります、という姿勢は、裏を返せば自分の技術に自信がない、責任を持ちたくないということの表れでもあると思う」という言葉に、なるほど一理あるなと思いました。
低料金であろうがお金を頂く以上は責任はありますし、低料金でも責任感を持ってしっかりお仕事をされている人も多くいらっしゃいますのですべての人にあてはまるとは思いませんが、仕事をするうえで時間単価の概念は必要だと思いますし、私自身も過去に「この金額でしたらここまでの作業になります」という形で低料金でのご依頼にも応じていた時期を経て、今は「ご納得のいくまで責任を持ってお付き合いいたしますので適正な料金を頂きます」というスタンスでお仕事をしておりますので、とても頷ける意見でした。今思えば「低料金で制作するから、対応できるのはここまでね(=責任を負えるのはここまでね)」というのがある種の免罪符だったなぁと。
もちろん、提供できる価値や責任の重さに見合った「適正な」価格というのが大前提ですけどね・・・「えっ?!この程度でこの金額なの?」と思われてしまったら次の仕事には繋がりませんから(^^;)

昨日は春の嵐でしたが、舞鶴公園の桜はまだ持ちこたえてるかなぁ