大濠公園で愛犬とロケーションフォト撮影
去年の9月に大濠公園で撮影していただいたロケーションフォトです。
写真はね、確かに素敵なんですが・・・途中いろいろトラブルがありまして、受け取ったのが4ヶ月後の1月末でした。
正直言って、今後プロのフォトグラファーと名乗っていただきたくないような、社会人として、クリエイターとしてありえない対応だったので、実際にどのようなことがあったのかを記しておきたいと思い、こちらの記事を書くことにしました。
きっかけは行きつけのドッグカフェの店長からの紹介でした
去年の夏に、いつもお世話になっている行きつけのドッグカフェの店長から、「知り合いのドッグフォトグラファーのSさんが9月に大濠公園で撮影会をするので、興味があれば参加されませんか〜」とお誘いをいただきました。
福岡だけでなく全国各地で撮影会をされている新進のドッグフォトグラファーで、ドッグランで走っている写真や、犬と飼い主の写真、お散歩しながらの写真を撮られている方です。
その時に見せていただいた撮影実例の写真が素敵だったし、馴染みのお店の店長からのお誘いということで、参加させてもらうことにしました。
1組1時間で1日8組前後、3日間開催されていたので、合計25組前後だったようですが、そのほとんどがその店長の紹介で参加したようです。
撮影当日 – 料金を支払って撮影。納期は2ヶ月後と説明を受けました
撮影当日は、現地で待ち合わせをして、住所等を記入し料金を支払ってから、大濠公園内で数か所移動しながら撮影をしました。
ちなみにこの時、(紹介してくれた)ドッグカフェでデータディスクを受け取る場合は送料は掛からず、自宅に送る場合は送料が掛かるということで、私たちは自宅に送っていただくことにして、撮影料金に加えて送料も支払いました。
(後から聞いた話で、「ドッグカフェで受け取る」という話は、ドッグカフェの店長はまったく聞いていなかったそう)
撮影は滞りなく終了。ただちょっとその時に引っかかったのが、前の人の撮影が押して、私たちの撮影は1時〜2時の1時間の予定が1時15分頃から始まったのですが、終わったのは2時前でした。1時間撮影するということで料金を払っているのになあ・・・とは思いました。まあ、スムーズに撮影ができたからだろう、次の人もみんなが15分遅れになるのは悪いし・・・と思ってその時は何も言いませんでしたが。
10月半ば頃 – この頃にフォトグラファーのパソコントラブルが発生
フォトグラファーのSさんとは撮影後にFacebookで友達登録をしていたのですが、10月半ば頃の投稿に「パソコンにトラブルが発生して今パソコンを点検に出していて9月に撮影したデータの編集が遅れています」という内容の文章がありました。ただしこの時点では、私を含めてお客さんへの直接連絡は一切なし。
11月下旬 – 予定納期を数日過ぎた頃に、納期が遅れる旨メッセンジャーで連絡
予定納期を少し過ぎた頃に、「突然の停電でパソコンがショートしてしまったため、現在パソコンを点検に出していて編集作業ができないため、納品が遅れます。いつ戻ってくるか分かりません。」という連絡がFacebookメッセンジャーでありました。
「バックアップのHDDも一緒に点検に出してまして・・・」とのことでしたが、バックアップとしての機能を果たさなければそれはバックアップを取ってないのと同じ。
この時点で、ちょっとおかしいな・・・と思い始めました。
なんていうか・・・なるべく曖昧かつ専門家っぽい表現を選んで、自分の立場が悪くならないように取り繕ってるニオイがしたんですよね。
Sさんは、ご自身のFacebookに、撮影が終わったばかりの写真を数枚だけピックアップで載せているのですが、この時点で、こうして納期が遅れて待たせているお客さんが沢山いるにも関わらず、その後も撮影したばかりの写真をFacebookにアップし続けていました。
それはさすがに良くないでしょ〜と思ったので、その件に関してはSさんにハッキリとお伝えしました。(多分それ以降はアップしてないかと・・・その頃からFacebookのフォローを外したので見ていませんw)
それに、Sさんの文章の中で「業者に預けている」「データ復旧」といったキーワードが気になりました。
うちも一応IT系の仕事をしてますので、単に「データが手元にない」という話ではなくて、パソコンのHDDのクラッシュか何かでデータが破損した可能性があって復旧業者に預けているのでは?と推測し、本人に単刀直入に聞いたところ、その見解で間違いないとの返答があったのが12月上旬でした。
そもそも、10月にトラブルが発生しているのに、納期が遅れるという連絡も1ヶ月経ってから、しかも予定の納品日を過ぎてから、というのもあり得ないけど、他のお客さんにはデータ破損の可能性があることを一切伝えず、単に「遅れます」としか伝えていないので、万が一データが復旧しなかった時にさすがにまずいでしょと思ったので、「早くきちんと詳細を伝えておいた方がいいのでは?」と何度か説得したけど「今、データ復旧業者に、どのデータが復旧できてどのデータが復旧できないかを調べてもらっているので、その結果が分かってから」と聞く耳持たず。
結局、データ破損の可能性を正直にお客さんに伝えたのが12月終わり頃でした。
1月中旬 – 写真データがすべて復旧できたと連絡
年が明けて1月中旬に、データが全て復旧できたという連絡がありました。(今回は命拾いしましたよね・・・私は正直データ復旧はできないだろうと諦めてました。)
そして、編集作業が終わったとのことで、1月末に「普通郵便で発送しました」と連絡があり、3日後くらいにデータを受け取ったわけです。
普通郵便wwwww この期に及んで普通郵便てアンタwwwww
このような形で届きました。
通常はデータディスクのみで、アルバムは今回の不手際のお詫びということだと思います。
お詫びとしてアルバムを添えようという気持ちは汲み取れますが、そもそも、2ヶ月の納期が4ヶ月になったということは、売買契約(業務委託契約かな?)がきちんと履行されていないということ。「今回、お詫びとしてこういう形にさせていただこうと思いますが、それでご納得いただけますか?」と一言あっても良いのでは。プリントしてアルバムにする写真だって、お客さんが気に入った写真ではなく、Sさんが選んだものなわけです。
これだと、ただ自己満足のお詫び。
終始こういう感じで、言動の端々に、本当に相手の気持ちに寄り添っているわけではないのが見て取れるんですよね。
相手を気遣っている風に演出して自分の体裁は保ちながら、実は相手の気持ちは考えてないという感じ。
お客さんの目は節穴ではありませんよ。今回も多くのお客さんはそれに気づいています。
実際の写真は冒頭の通りです。実際は百数十枚あり、その中で気に入った写真は2割弱くらいでした。
素敵な感性を持っている人だとは思うんです。地面に這いつくばって、泥だらけになって撮影してくれている姿も近くで見ましたし。
ただ・・・私とまるきちが一緒に写っている写真は、夫に「こんなの撮って〜」と頼んでも難しいと思うので嬉しいのですが、まるきち単体の写真は、正直、自分でも撮れそう・・・という感じだったかな(^_^;)
それに、細かいことを言えば、シーンごとにホワイトバランスが違うし、大画面で見るとピントもドンピシャとは言えないものが多い。スマホで見たりFacebookやインスタで見る分には問題はありませんが。
夫曰く、「これってRAWで撮って現像してるんじゃなく、JPEGで撮ってるんじゃないの?」と・・・(^◇^;)
(あ、RAWというのは、フィルムカメラで言うところのネガのような生のデータのことです。プロの現場では、RAW形式で写真を撮って、後でパソコンで現像処理を行ってホワイトバランスなどの色合いを調整して納品します。)
また、プロのフォトグラファーをしている別の友人には、「経験上、HDDトラブルってJPEGは比較的復旧しやすいけど、RAWが復旧しなかったっていうケースも多いので、その可能性もありますね」と教えてもらいました。
ま、それはあくまでも憶測なので真偽のほどは分かりませんが、ホワイトバランスがイマイチなのは素人の私でも感じたことですし、それまでの一連の対応(お客さんの立場に立って行動するよりも自分の立場を守るのに必死という感じ)を考えると、仮にRAWデータは復旧できずJPEGしかなかったり、データの何割かが復旧できてなかったとしても、正直には言わないだろうなと(そう決め付けているわけではなく、そう疑われても仕方がない対応だったという意味ですので誤解なきよう)。
どんなに素晴らしい感性を持って素晴らしいアングルで素晴らしい瞬間を捉えることができても、データの現像、後処理をきちんとできない人、納期を守れない、報告や連絡をきちんとできない人はプロのフォトグラファーとは言えないと思いますがね。
後日、更にひどい事実が判明。紹介者のドッグカフェに報告も謝罪も一切なし!
この話、写真を受け取ったところで終わっていたはずなんですが、さらに後日談がありまして。
数日前に、Sさんを紹介してくれた店長のいるドッグカフェに行ったのですが、Sさんからは今回のトラブルの詳細報告もなければ、データが無事だったという顛末の報告もなく、撮影でちょくちょく近くに来ているにも関わらずカフェに出向いての謝罪も一切ないとのこと(怒)。
私が12月の時点で「データが破損して復旧できないかもしれないという話はご本人から聞いてますか?」と店長に連絡した時も、「まったく聞いてません・・・クレームが沢山きてます・・・」とのことでした。
データが遅れたことやSさんの対応が悪かったことで激怒しているお客さんも多数いたらしく、店長がそのクレームをすべて受けているんです。かなりキツいクレームもあり、それ以降お店に来なくなったお客さんもいるそう。。。
ちなみに、データディスクが送られてきた時のお詫び状に、こう書いてありました。
これだと、表向き、お客さん向きには「ドッグカフェには大変なご迷惑をおかけしたことを重々理解しており、きちんと謝罪している」という印象じゃないですか?
こうやって「ちゃんと反省して謝罪している自分」を演出して自分の立場は守りながら、実際には本当にお詫びするべき相手にまったくお詫びしていない。
あるいは、これを読んだお客さんを介して、「反省しているみたいだったよ〜」と伝えて欲しかったのでしょうか。
アホなの?お詫びは自分できちんとしてこそのお詫びでしょうが!
この最後のダメ押しで、さすがに怒り心頭です。
そもそも、写真を生業にしていてバックアップをきちんと取っていないこと自体ありえないとは思うのですが、私はそのことに関しては一言もSさんには文句は言っていません。起きてしまったことはもう変えられないですから。
でも、起きてしまった後にどれだけ誠意のある対応ができるか、だと思います。
本当にSさん本人が事の重大さを理解していたら、自分の保身よりも相手のことを考えられる人だったら、誠意を見せるチャンスはいくらでもあったはず。
最後の最後まで、私には誠意はまったく見えなかったですね。残念ながら。
たとえ写真が抜群のクォリティだったとしてももう依頼したり人に勧めたりすることはなかったと思うけど、肝心の写真も後処理が雑なのが見て取れて残念だったので、今後関わることはないでしょう。
Sさんには、今後、他のお客さんにこのようなアマチュアな対応をしないよう望みます。
ただ、写真に罪はないので、インスタグラムやFacebookにはアップさせていただいてます。お金を支払って撮影してもらっているわけですからね!
年始の抱負で「人の役に立つような記事を・・・」と書いたのに、このようなネガティブな記事を書くことになってしまってごめんなさい。でも、今後Sさんと関わるかもしれない人たちへの注意喚起も含めて、一区切りとして一部始終を書いておきたかったので。お名前は伏せていますが、分かる人には分かると思いますので。。。