クライアントと対等な関係に近づきたいなら

2011/01/11miya1975

クライアントと自分あるいは自社の位置関係に対する考え方は、人それぞれの事業ポリシーによって様々だと思いますし、私自身「これ」という答えが出せない部分でもあります。
お金を払って依頼されるわけですから、クライアントが立場が上なのは当然のことですが、じゃあ、クライアントの言うことはどんな理不尽な要求でも絶対なのか?ということについては意見が分かれるところだと思います。
クライアントと自分というのはお金という対価で繋がっているビジネスの関係ではありますが、どんなビジネスであれ、そしてどんなにやり取りがデジタル化されていても「人間対人間」の付き合いであるということは常に根底にありますよね。どんな上下関係があれど、そこに礼儀や思いやりの心は(お互いに)持っていたいものですし「お客様は神様。どんなに理不尽な要求でも間違っている指示でも従います」ではなく、間違っていることは間違っているときちんと伝えることができ、そしてそれに耳を傾けて頂けるだけの信頼関係があることが理想ですよね。
とはいえ、そんな理想論に必ずしも当てはまるわけではないのが現実です。報酬以上の作業をやらされて苛々が募ったり、よほど辛抱できないとクライアントと喧嘩したりね。お恥ずかしながら私も経験があります(^_^;)
でも、クライアントにあれこれ言われて葛藤していた時だったでしょうか。とある人に言われた言葉があります。それは「理不尽な要求に従いたくなかったら、自分で仕事を選びたいと思うのなら、まずは自分自身が力を付けること。力を付けなければお客様に何も言えない」ということです。
本当にその通りだなと思います。仕事力のない人間がいっぱしに自分の立場ばかり主張するのはみっともない。クライアントが支払ってくださる報酬に充分見合ったクォリティの仕事を提供すること、自分が担うべき役割ををきっちり果たすことで初めて相手にも主張できる立場になれるのであって、そうなることで初めて自分の主張にも説得力が出るんですよねぇ。
「クライアントに言いたいことが言えない」「耳を傾けてもらえない」と不平を洩らす前に、「言いたいことを言える」そして「耳を傾けてもらえる」自分になれるよう、信頼してもらえるよう、まずは自分自身が尽力すること、ですよね。

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まったく食べられない人でして・・・特別にチーズを使わないサラダピッツァを作ってくださいました。感謝!

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