仕事を増やすより時間単価を上げる

2011/02/19miya1975

私たちの仕事は、物販などとは違って、「羽振りのいいお客さんにあたって1時間で100万円売り上げた」とか「芸能人がブログで商品を紹介していたので注文が殺到して大儲け」というようなことはありえません。
プログラマーやコーダーはもちろん、美容系の人もそうだと思いますが、技術職というのは、お客様・クライアントの要望・仕様を満たすために提供した技術、作業した量、そして費やした時間に比例した売上しか得ることはできません(もちろん、作業時間が多い=クォリティが高い、という前提です。仕事が遅いから作業時間が多いという意味ではありません^^;)。ちょっとの作業で運良くドカンと売り上げる、というようなことは起こりません。
うちは(というかどこもそうかもしれませんが)料金は基本すべて時間単価×予定工数(作業時間・作業量)で算出しています。10万円売り上げようと思ったら10万円分の労働時間・労働力を確保する必要がありますし、それを5万円に値下げするためには5万円分の労働力を削ることになります。シンプルなことです。10万円分の作業が必要な技術やサービスを5万円で提供することはできませんし、1人の技術者が1ヶ月に得られる売り上げには限りがあります。
売上を上げようと思ったら、作業時間(作業量)を増やすか、時間単価を上げるかのどちらかですが、人間の頭や感性を使った仕事である以上は、無理して作業時間を増やす=休息時間が減る=集中力が落ちる=クォリティが落ちる、と私は思っているので、睡眠時間を削ってまで作業時間を増やすことは極力したくないなと思ってます(やむを得ない場合もありますが・・・)。無理して作業量・作業時間を増やした結果クォリティが落ちたら、すべてのお客様に失礼になってしまいますからね。
逆に金額そのままで予定工数を超えるのは論外です(笑)工数を超えた分コストが余分に掛かり、売上はその分マイナスになります。書類作成や問い合わせへの応対、打ち合わせ等に予定より時間が掛かるのも同じです。その間他の作業ができないわけですからね。時は金なり、時間=コストですから、そこはシビアに考えていかないといけないところです。
となると、予定工数内で仕事をきっちり終わらせてサービス残業をしないことと時間単価を上げること、つまり技術力を上げるしかない、ということですね(^_^;)まあ言葉にするのは簡単なんですが・・・日々精進でございます。
さて、この週末はWordPressのセミナーを受講するのと、それに合わせて山口から友人が来福しておりますので、日曜日はブログアップはお休みになるかもしれません。今月はブログ休んでばかりですね(^_^;)

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