相手の足元を見る

2011/04/25miya1975

先日、車のディーラーのことを書いた時に、「お金を使ってくれなさそうに思われているらしくサービスがイマイチ」と書きましたが・・・

関東であれ福岡であれ、同じ自動車メーカーのディーラーですから、今までの調子で駐車場に着いたらすぐにスタッフの方が車まで迎えに出て来てくれたり、その他諸々手厚いサービスをして頂けるような感覚で行ったのですが、お迎えもなし(笑)、車検の入庫に際しても担当者は言葉を濁すばかりであんまり融通が利きそうもない。

・・・でも、よく考えてみればそんなのは当たり前のことなんですよね。客としていい気になってた自分に後から反省しました。

福岡に引っ越してきてからディーラーを訪問したのはまだ2回目、実際にお世話になるのは今回の車検が初めてです。今まで取引もないしどんな客かも分からない、しかも車検を受けようというくらいだから新しく車を買ってくれる気配もない(笑)。そんな状況でいきなり車検切れ直前に駆け込んで代車だのタイヤ取り付けだの融通を利かせてもらえるんじゃないか・・・なんて、そりゃ傲慢ですよね。

もちろん、一元客にも常連客にも同等にサービスをしてくれる業種もあるでしょうし、車のディーラーだって、新車を買わなくてもオイル交換だけでも丁寧に対応してくださるディーラーもあります。

でも、ビジネスである以上、(言い方は悪いですが)ある程度相手の足元を見るのは当たり前のこと。あ、もちろん「お金を持ってそうなお客さんからぼったくる」とか、逆に「仕事がなくて困ってそうだからもっと値切ってもOKしてくれるだろう」とか、そういう意味では決してないです。

要は、相手(お客様)へのご奉仕に見合ったリターンがあるか、だと思います。

そのリターンの一番明確なものがお金ですが、お金がすべてではありません。例えば、「そのお客様に商品やサービスを利用して頂いた」という宣伝効果だったり、逆にお客様のビジネスのサービスを安く利用させてもらう権利だったり、様々な形があると思います。

ビジネスの原点は同等の価値を交換する物々交換。10万円分の商品やサービスに対して10万円支払うのが一番シンプルだけど、それを5万円の支払いに抑えたいと思ったら、差額5万円分の対価をお金以外の何かで提供できるのか?ということ。

お金以外で相手に提供できるものがないのなら、お金で支払うしかないですよね。

いざ自分がお客の立場になったら、なかなかそういう風には考えられないものかもしれませんけどね(^_^;)私もディーラーに手厚いサービスをしてもらうためには、お金を払うしかありません(笑)

うちも、Web制作オフィスとして、協力してくれるクリエイターの方々にできるだけ価値のある対価を提供できるようになりたいものです♪

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