「値引きは一切しません」
昨夜のカンブリア宮殿。面白かったなあ。
東海バネというバネ・スプリングの製造会社が取り上げられていたのですが、
大量生産をしない。
値引きをしない。
その代わり、他社には作ることの出来ない様々なバネを匠の技術でしっかり作る。
平均ロット数5個という少量ならぬ微量生産。
でも
社員の平均年収は同業他社に比べて100万円も高く、
会社の利益率も10%、黒字決算継続中。
何より感銘を受けたのは、社長の経営理念が一貫していて、ブレがないこと。
「値引き」が必ずしも悪だとは言いません(^_^;) 消費者、客であれば「より良いものをより安く」という願望は当然ですし、時には値引きをしてでも仕事を獲得しなければいけないことだってあると思います。でも、値引きをするにしろ、しないにしろ、価格設定に対してポリシーがきちんとあること、それがブレないこと。そして当たり前ですがその価格に見合ったクォリティの商品やサービスをきちんと提供すること。
筋が通ってるって気持ちいいものですよね。
ちなみにうちも基本的に値引きはしていません(^_^;) 値段を下げる→技術者の単価が下がる→モチベーションが下がる→クォリティも下がる、という結果になりかねませんから・・・ただ、予算が少ないクライアントに対しては、「これとこれを省くことで予算内に収めることは可能です」という形で色々なご提案はしています。商品の値段そのものを下げるのではなく、購入する商品を減らしてもらう、という意味合いなのですが・・・でも、それも「妥協してもらわないといけない」という意味では結局値引きと同じなのかも。。。と最近思います。